令和2年度

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名前 中村 詩ちゃん5ヶ月) 名前 田中 こまちちゃん5ヶ月)
犬種 Mシュナウザー 犬種 Eコッカー
期間 7日間コース(令和2年5月24日〜30日)
※5月30日、31日は出張訓練
期間 7日間コース(令和2年4月20日〜26日)
※6月7日、14日は出張訓練
相談
内容

お散歩中に拾い食いしたり、吠えたりせずに合わせて歩いて欲しい。
・甘噛みしないで欲しい。
・チャイムや外の声がした時、出かける時に吠えたり鳴いたりしないで欲しい。

相談
内容

トイレトレーニング
・甘噛みしないで欲しい。
・お散歩中に引っ張ったり、拾い食いしないで欲しい。

★トレーナーのコメント★
お散歩は、前に出たり、真横からずれた時、止まった時は、リードを引いて合わせて歩くように促しました。Uターンしたり歩くペースを変えて変化をつけながら練習し、集中が持続するようにしていきました。最初は踏ん張って頑固な面も見られましたが、1週間の練習で徐々に定着していき、合わせる時間が増えてきました。お散歩中に人に集中して歩くように練習する事で、引っ張ったり、拾い食いする事、人やワンちゃんを気にして吠える事の予防につながります。
詩ちゃんが噛むのは、遊びの延長でした。噛んできた時になでたり遊んだりせずに、すぐに叱ってやめさせます。その後、もう1度噛んだ物を見せて、その時に噛まなかったら褒め、何が良い事で何が悪い事なのかを伝えていきました。リードを噛んでイタズラする事もあるので、同様に練習していきました。
詩ちゃんが吠えるのは、警戒心が原因の場合と、要求吠えの2つのパターンがありました。お店ではボディコントロールとマズルコントロール、指示の練習を行い、人との信頼関係・上下関係を築いていきました。関係作りを行う事で、上の者から守られているという安心感を与え、警戒心を和らげていく事ができます。また、吠えた時は叱り、吠えない時には褒め、吠える事はいけない事・吠えない事は良い事だと伝えていきました。要求で吠えたり鳴いたりした時は、無視するか叱り、要求には応えないようにしていきます。鳴いても意味がないと伝えるとともに、日々の練習を通じて我慢する気持ち・諦める気持ちを作っていきました。

出張訓練では、ボディコントロールはやり始めに甘噛みする事がありましたが、スムーズに力が抜けました。マズルコントロールは、やり始めから力が抜けていました。指示の練習は、お店で練習してきた「お座り」「伏せ」「待て」「カム」「ついて」の確認をしていきました。どの練習も、詩ちゃんの気分でしない事がないように、指示したら必ず行動させて褒めて練習していきます。褒める事で、人の指示を聞く喜び、人に褒められる事の喜びを伝えていきました。2日間の練習で、よりステップアップした内容もできるようになってきました。チャイムや外のワンちゃんの声で吠える事はなかったので褒め、吠えない事は良い事と伝えていきました。甘噛みしたり、リードを噛んでイタズラした時は叱って頂きました。再度見せても噛まない時は褒め、何が良い事で何が悪い事なのかを伝えていきました。お散歩は、真横からずれた時は、リードを引いたりUターンして頂き、意識をお父さんに向けるようにしながら練習しました。お座りは反応が悪かったのでおしりを押して促して頂き、成功するまで練習しました。自転車や人を見て吠える事があったので叱りました。再度見せても吠えない時は褒めて頂き、吠える事はいけない事、吠えない事は良い事と伝えていきました。
1週間のお勉強を頑張った詩ちゃんを見て、「賢くなった。甘噛みが減った。」と喜んで下さいました。詩ちゃんも2日間の練習中、大好きな飼い主さんにたくさん褒めてもらえて嬉しそうにしていました。

担当トレーナー:越井雄也
★トレーナーのコメント★
トイレトレーニングは、成功を増やし、失敗を減らす事で定着させていきます。そのため、様子を見る事ができない時は、ケージに入れて失敗しないようにしていきました。お預かりしたトレイの上でオシッコやウンチをした時にしっかりと褒め、トイレの上でする事がとても良い事だと伝えていきました。

こまちちゃんが噛むのは、遊びの延長と自分が嫌だと思っている事をやめさせようとするわがままが原因と考えられました。遊びの延長で甘噛みしてきた時は、噛んできた時になでたり遊んだりせずに、すぐに叱ってやめさせます。その後、もう1度噛んだ物を見せて、その時に噛まなかったら褒め、何が良い事で何が悪い事なのかを伝えていきました。わがままで噛んできたりうなった時にその刺激をやめると、噛んだら思い通りになったと学習し、ますますエスカレートする可能性があります。噛めないようにしっかりと押さえながら、噛んだ刺激を再度行います。この時に噛まずに受け入れたら褒め、苦手な事に慣れさせつつ、噛んでも意味がないと伝えていきます。日々の練習を通じて我慢する気持ちや諦める気持ちを作っていく事、関係作りを行う事も大切です。
お散歩は、前に出たり、真横からずれた時、止まった時は、リードを引いて合わせて歩くように促しました。Uターンしたり歩くペースを変えて変化をつけながら練習し、集中が持続するようにしていきました。1週間の練習で徐々に定着していき、合わせる時間が増えてきました。お散歩中に人に集中して歩くように練習する事で、引っ張ったり、拾い食いする事の予防につながります。
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の影響で、出張訓練は約1ヶ月半先に延期となりましたが、その間でご家庭で練習を実践して頂いた成果も出て、トイレと甘噛みは解決していました。ご自宅では、ボディコントロールとマズルコントロールの練習から確認していきました。ボディコントロールは、少しソワソワする事があったものの、スムーズに力が抜けました。マズルコントロールは、顔に力が入ったり、手をかけて抵抗する事があったので押さえて頂き、力が抜けてくるまで練習しました。指示の練習は、お店で練習してきた「お座り」「伏せ」「待て」「おいで」「ついて」の確認をしていきました。どの練習も、こまちちゃんの気分でしない事がないように、指示したら必ず行動させて褒めて練習していきます。褒める事で、人の指示を聞く喜び、人に褒められる事の喜びを伝えていきました。反応が悪い時は促して頂きながら練習しましたが、どの言葉もスムーズに成功し、2日間の練習でよりステップアップした内容もできるようになりました。お散歩は、前に出たり集中が切れた時は、リードを引いたりUターンして頂き、合わせて歩くように練習しました。お座りも反応が悪い時はおしりを押して促して頂き、成功するまで練習していきました。
コロナの影響でお預かりの練習から出張まで間が空いたにも関わらず、しっかりと練習内容を覚えていて、こまちちゃんも練習中にたくさん褒めてもらえて、嬉しそうにしていました。。

担当トレーナー:越井雄也