平成18年度

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名前 竹内 ララちゃん(1歳) 名前 宇田川 ラッキー君(1歳)
犬種 柴犬 犬種 シェルティ
期間 7日間コース(19年3月11日〜17日)
※3月16日、17日の2日間は出張訓練
期間 7日間コース(19年2月27日〜3月5日)
※3月4日、5日の2日間は出張訓練
相談
内容
・タオルで体を拭く時など、気に入らない事をされると噛むのをやめて欲しい。
・要求吠えしないで欲しい。
相談
内容
・チャイムや物音、来客などに吠えないで欲しい。
★担当トレーナーのコメント★
ララちゃんはタオルで体を拭く時など、自分の嫌だと思っている事をされると、うなったり噛んだりする事があるという事で相談に来ました。お店ではタオルで体を拭いてもいい子にしていましたが、指示の練習中、気分でしない時にリードを引いたりおしりを押したりすると、うなったり噛もうとする事がありました。噛んで来てもそこでやめず、成功するまで・わがままが見られなくなるまで繰り返し練習しました。毎日根気強く練習すると、自分の気分ではなくどんな時でも人の指示を聞く事・諦める事・我慢する事を学んでいきました。要求吠えは鳴いたり吠えても意味がないと、根気強く伝えていきました。諦めが悪く、我慢する事が苦手な性格もありましたが、徐々に分かってきたようでした。
出張訓練ではボディコントロール、マズルコントロール、指示の練習から始めました。お家の環境という事もあり、指示の練習中わがままが出る事がありましたが、諦めるまで続けていきました。繰り返し練習するとお母さんに集中して指示を聞けるようになってきました。
タオルで体を拭くのは、普段はどこを拭こうとしてもすぐに噛んでくるという事でしたので、比較的受け入れやすい背中から練習を始めました。うなる事なくいい子にしていたので褒め、側面やお腹、顔周り、手足など徐々に苦手な場所も練習しました。足先を拭くとうなり始めたので、首輪のあたりを持って補助しながら、諦めるまで(うなっても意味がないと伝えます。)・その刺激に慣れるまで続けました。2日目にはやり始めほんの少しだけうなりましたが、すぐに諦めて受け入れていました。出張訓練の間、要求吠えもほとんどなく、「だいぶ落ち着いた。以前は全く言う事を聞かなかったのに。」と喜んでくれました。

担当トレーナー:
越井雄也
★担当トレーナーのコメント★
ラッキー君が吠える原因として、警戒心と要求の2つのパターンが考えられました。警戒心を和らげるために、ボディコントロール、マズルコントロール、指示の練習を通じ、上下関係・信頼関係作りを行ない上の者から守られているという安心感を与えるようにしました。要求吠えの方は我慢する事・諦める事を伝えると共に、鳴いてる時は側に行かないと徹底する事で、鳴いても意味がないと伝えてきました。
主張訓練では、まずはボディコントロール・マズルコントロール・指示の練習を行い、飼い主さんとの関係作りから行ないました。ボディコントロールは力が抜けるまでスムーズでしたが、マズルコントロールは諦めが悪く、手をかけて抵抗する事が多かったです。そのまま続けて頂き、諦めて力が抜けるまで続けて頂きました。指示の練習は1日目は基本的な事を、2日目はステップアップした内容を練習していきました。褒められた嬉しさからテンションが上がり、伏せた直後に立ったり、ゴローンと寝るなどメリハリのない事もあったので、その時はすぐに直して頂きました。繰り返し練習すると徐々に集中力が増し、飼い主さんの指示を待てるようになってきました。関係作りを行なった後に、録音したチャイムを聞かせてみました。最初は小さい音から始めましたが、小さい音でも吠えたので叱りました。その後吠えなかったら褒め、吠える事はいけない事・吠えない事は良い事と伝えていきました。小さい音に慣れてきたら徐々に音を大きくしていき、実際のチャイムの音も鳴らしました。これも同様に吠えたら叱り、吠えなくなるまで練習しました。2日目には録音した音には1回も吠えませんでした。チャイムも最初少し吠えるくらいで、吠えなくなってきました。また、練習の途中、外の車の音や物音など普段吠える物に吠えなかったら、その都度褒めるようにしていきました。
1週間の練習を終えたラッキー君を見て、「いい子になって、顔つきが変わった」と喜んでくれました。

担当トレーナー:
越井雄也


名前 古関 パピーちゃん(4歳) 名前 松原 ニモ君(左 7ヶ月)まりーちゃん(右 1歳)、
犬種 シーズー 犬種 ニモ君…ペキニーズ、まりーちゃん…シーズー
期間 8日間コース(19年1月18日〜25日)
※1月25日は出張訓練
期間 19年1月4日
相談
内容
・チャイムや来客に吠えないで欲しい。
・手を出すと噛む事があるので、やめて欲しい。
相談
内容
二人が仲良く暮らして欲しい。
★担当トレーナーのコメント★
パピーちゃんの困った行動の原因の一つとして警戒心がありました。保育園ではボディコントロール、マズルコントロール、指示の練習を通じ、上下関係・信頼関係作りを行ない警戒心を和らげていくようにしました。また、例えば待ての練習中に動いた時に直そうとした時など、自分の思い通りにならないとわがままで噛んでくる事もありました。噛んで来てもそこでやめず、必ず行動させるようにし、パピーちゃんに噛んでも意味がない・諦める事・我慢する事も伝えていきました。パピーちゃんは少し頑固な面もあり根気が必要でしたが、繰り返し練習すると徐々に集中して指示を聞くようになり、わがままも減っていきました。
出張訓練ではお家の環境の中で飼い主さんと一緒に練習していきました。ボディコントロールはやり始め少しうなりましたが、すぐに諦めて大人しくしていました。マズルコントロールはお父さんがすると抵抗が見られたので、力が抜けてくるまで続けて頂きました。指示の練習は所々メリハリのない所がありましたが、失敗で終わらせず、成功するまで練習して頂きました。パピーちゃんも徐々に飼い主さんに対する集中力が高まってきて、良く指示を聞けるようになってきました。
チャイムは今までの経験や学習から、関係作りだけでは不十分な面もあるので、吠えたら低い声で叱り、吠えなかったら褒め、吠える事はいけない事・吠えない事は良い事と伝えていきました。最初は録音した小さい音から聞かせ、徐々に大きな音、実際の音へとステップアップしていきました。最初は吠える事があり叱りましたが、後半は吠えなくなり褒める事ができました。
8日間のコースを終えたパピーちゃんの姿を見て、飼い主さんも「前と全然違う」と喜んでくれました。


担当トレーナー:
越井雄也
★担当トレーナーのコメント★
12月30日から新しくニモ君を飼い始めたそうですが、おやつやごはんをあげる時などにケンカをしないで仲良く生活して欲しいという事で、二人の様子を見ながら飼い主さんと一緒に練習をする事になりました。保育園での練習は、まずは飼い主さんとまりーちゃん・ニモ君との信頼関係・上下関係作りを確認するために、ボディコントロールとマズルコントロールを行なっていきました。その後、ニモ君を抱きかかえて保定し、年上であるまりーちゃんからニモ君のおしりの匂いを嗅いでもらいワンちゃん同士の挨拶を行なっていきました。ニモ君は初めての来園で少し緊張しているようでしたが、普段は好奇心旺盛でやんちゃな性格、対するまりーちゃんは少し引っ込み思案な性格のため、少しずつ慣れてもらうように練習しました。
また、お互いに慣れる練習に加えて、お座りや待てなどの指示を「いつでも・どこでも・どんな状況でも」聞けるように練習していきます。今回は1日のため指示の練習は少ししか行えませんでしたが、今後継続して練習して頂く事で、万が一ケンカが起きそうになった時にも、お座りや待てなど飼い主さんの指示で二人を落ち着かせて防ぐ事ができるようになると思います。

担当トレーナー:
越井雄也


名前 安斉 オーディ君(4歳) 名前 大沼 パオ君(8ヶ月)
犬種 トイプードル 犬種 トイプードル
期間 7日間コース(18年11月23日〜29日) 期間 ・7日間コース(18年9月25日〜10月1日)
※9月30日、10月1日の2日間は出張訓練

・出張訓練(18年11月19日)
相談
内容
噛み付きをやめさせたい。 相談
内容
・お散歩中に拾い食いをしたり、引っ張ったりしないで欲しい。
・要求吠えや無駄吠え(人・ワンちゃん・チャイムや電話の音など)をしないで欲しい。
・イタズラをせず、落ち着いて欲しい。
★担当トレーナーのコメント★
オーディ君が噛むのは自分の嫌な事をやめさせるためのわがままが原因だと考えられました。保育園ではボディコントロールやマズルコントロールを通して体を触る事の練習や、我慢する事・諦めなくてはいけない事もあると伝えていきました。それと同時に、自分が嫌だと思っている刺激にも徐々に慣れてもらう練習を行なっていきました。特に顔周りや足を触る事を我慢する事が難しいようだったので、小さい刺激から根気強く練習していきました。オーディ君は頑固で諦めの悪い所があり、初日は顔周りを触るのを我慢するまで、1時間以上かかり噛んで来たのも60回程でした。ですが、噛んで来てもやめずに続け、噛んだりうなっても意味がないと伝えていった事で、徐々に諦めるまでの時間が短くなってきました。また、ご家庭で叩かれていたという事も原因で、上から触ろうとすると噛もうとする事も見られました。手を武器だと思って噛むようになっていたので、上から手を出してそのままなでるなど、手は武器ではなく褒める為に使う物と伝えていきました。
卒業式では保育園で練習した事をお母さんにも実際に練習して頂きました。今までの経験から、最初は仰向けにして後ろ足を触っただけで諦めが悪くうなっていましたが、そのまま根気強く諦めるまで続けて頂きました。1度諦めるてからはスムーズにいき、前足を触ったり顔の周りを触っても大人しくする事ができました。待てなどの指示の練習も最初は興奮して落ち着きがなかったのですが、繰り返し練習して頂くと徐々に飼い主さんに集中し、落ち着いて指示を聞けるようになってきました。また、褒める時など上から手を出しても、今までのように怒る事はなく、いい子にする事ができました。1週間のお勉強の成果を見て、お母さんも「感動して涙が出そう」と喜んでくれました。

担当トレーナー:
越井雄也
★担当トレーナーのコメント★
保育園では上下関係・信頼関係作りを中心に、我慢する事・諦めなくてはいけない事もあると伝えていきました。また、お散歩中は人に集中して歩くように練習し、引っ張りや拾い食い、人やワンちゃんを気にして吠える事のないようにしていきました。
出張訓練ではまずはボディコントロール・マズルコントロールから確認して頂ました。久しぶりのお家で遊びたいという事もあり、キューンと鳴きやすくなっていましたが、そのまま諦めるまで続けて頂きました。その後指示の練習をしていきました。2日目にはお家の環境での練習にも慣れてきて、ボディコントロール中に鳴く事もなくなり、ごはんやおもちゃを間に置いておいでで呼ぶなど、ステップアップした練習も良くできていました。チャイムに吠えるのは「チャイム=お客さんが来て嬉しい!」という要求吠えが考えられました。保育園やご家庭で我慢する練習をした後に、まずは録音した音を聞かせました。気にしましたが、吠える事はなかったので褒めました。その後実際にチャイムを鳴らしてみたり、2日目にはお父さんがご帰宅の際に不意打ちで鳴らしましたが、吠える事はありませんでした。電話の音も吠える事はなかったので褒めました。イタズラは、イタズラした瞬間に大きな音を出してやめさせるようにしました。その後イタズラした物をもう一度見せ、イタズラしなかったら褒め、噛んで良い物・悪い物の区別をつけてもらうようにしていきました。お散歩は引っ張ったり地面の匂いを嗅ぐ事はほとんどありませんが、お座りを指示でしないなど、たまに集中しない時がありました。ですが、繰り返し練習して頂くと集中するようになり、小さな子供やワンちゃんとすれ違っても吠える事はありませんでした。1週間のお勉強で落ち着きを持ったパオ君に、飼い主さんも「大人になったねぇ!」と喜んでくれました。

担当トレーナー:越井雄也


名前 鈴木 トット君(1歳) 名前 大工原 クッキー君(1歳)
犬種 ポメラニアン 犬種 チワワ
期間 ・7日間コース(18年2月24日〜3月2日)
※3月2日は出張訓練
・4日間コース(18年4月25日〜28日)

・出張訓練2日間(18年10月28日、29日)
期間 7日間コース(18年10月9日〜15日)
※10月14日、15日の2日間は出張訓練
相談
内容
・トイレトレーニング
・お座りと待てができるように。
・物を噛んで壊さないで欲しい。
・要求吠え、甘噛みをしないで欲しい。

・吠えないで欲しい。
相談
内容
・家族にうなったり噛んだりしないで欲しい。
・無駄吠え(人・ワンちゃん・チャイムや外から聞こえる声などの物音)をやめさせたい。
★担当トレーナーのコメント★
トイレトレーニングはトット君を見る事ができない時はゲージに入れて失敗を減らしていくようにしていきました。トイレの上でしたら褒め、トイレでする事は良い事と伝えていきます。また、ゲージの外に出している時に、ソワソワしだしたりトイレをしそうになったらすぐにゲージの中に入れて様子を見るようにしました。トット君はお預かりしている間失敗は1度もなく、夜見ていない時でもトイレの上できちんとトイレをしていました。
トット君は年齢的な要因もあり落ち着きがなく注意力散漫でした。保育園では基本的な「お座り」「待て」「おいで」「ついて(左側について歩く)」「ヨシ(解除の言葉)」の言葉を教えていきました。指示の練習をし、興奮している時でも人の指示を聞く事によって、イタズラしている時においでで呼び寄せてやめさせるなど、困った行動を予防する事ができます。トット君は少し頑固な所もありましたが、根気強く練習するとしっかりと覚えてくれ、ゲージから出す時など興奮している時でもお座りで待てるようになってきました。おいでも他のワンちゃんと遊ぼうとしている時やごはんを食べている最中でもすぐに反応して来るようになり、こちらに集中して指示をきけるようになりました。
出張訓練では今までの甘えや、お父さんの手をおもちゃのように思っている事もあり、少し落ち着きがない面もありましたが、練習を続けると飼い主さんに集中して指示を聞けるようになってきました。1週間でたくさんお勉強して帰ってきたトット君に、飼い主さんも「別人みたいにいい子になった。」と喜んでくれました。

2回目のしつけでは前回の復習を中心に、「ハウス」や「伏せ」も教えステップアップしていきました。おいでやお散歩など少し元に戻ってしまっている面もありましたが、少し練習をしただけですぐに思い出してくれました。ハウスや伏せも練習を重ねるとよくできるようになってきました。また、ハウスの練習と合わせて自分からゲージに入ってトイレをする練習もしました。行動範囲が広いと難しいですが、できるだけ狭くして様子を見ると何回か自分からゲージに入ってトイレをする事も見られるようになりました。
卒業式では人を見ている面もありましたが、繰り返し練習すると飼い主さんに集中して指示を聞けるようになりました。前回の出張訓練で見られた甘噛みも今回はなくだいぶ成長した様子でした。

2回目のお預かりから半年後、お散歩と吠える事の確認で出張訓練を2日間行いました。練習内容は今までの復習が中心でしたが、ボディコントロール中に緊張していたり、指示の練習もメリハリがない事が多く、飼い主さんにも繰り返し根気強く練習して頂きました。お散歩もお父さんがリードを持つと前に出たり、自分の行きたいように歩こうとしたので、歩くペースを変えたりUターンする・途中でお座りの指示を出すなど、変化をつける事で飼い主さんに集中して合わせて歩くように練習していきました。繰り返し練習して頂くと、飼い主さんに対する集中力が徐々に高くなり指示の成功率も高くなりました。お散歩中も飼い主さんを見上げる回数が増え、集中して歩けるようになってきました。2日間という短い練習時間でしたが、それだけでもだいぶ様子が変わったと飼い主さんも喜んでくれました。

担当トレーナー:越井雄也
★担当トレーナーのコメント★
クッキー君が吠えるのは警戒心が原因と考えられました。そのため保育園ではボディコントロールやマズルコントロール、指示の練習を通じて順位が下の存在と伝え、クッキー君に守られているという安心感を与えるようにしていきました。また、サークル内でワンちゃと一緒に過ごしたり、トレーナー以外のスタッフにも触ってもらう事で人やワンちゃんにも慣れてもらうように練習していきました。ご家族の方に対してうなったり噛んだりするのは、お母さんやおばあちゃんが抱っこしている時に他の人(特に息子さん)が触ろうとするとうなるなど、わがままが原因であったり、怖がりな性格からとっさに口が出てしまう事が原因と考えられました。これもボディコントロールや指示の練習を繰り返し行い、自分の思い通りにならない事・我慢しなくてはいけない事もあると伝え、また色々な刺激に対して慣れてもらうように練習する事で改善していきました。
出張訓練ではお店で練習した事をご家庭の環境で実践して頂きました。今までの経験や学習から、たまにわがままで少しだけうなったりする事もありましたが、繰り返し練習すると後半には見られなくなりました。チャイムは実際に鳴らすと、1回目は少し吠えましたが叱るとすぐにやめ、それ以降は吠えなかったので褒めました。2日目は1回目から吠えませんでした。また、いつもは吠える子供の声にも吠えなかったり、お散歩でもワンちゃんと会った時に吠える事はありませんでした。おばあちゃんやお母さんがクッキー君を抱いている時に、息子さんに触ってもらう練習もしましたが、うなったりせずにいい子にしていられるようになりました。
クッキー君も2日間を通して飼い主さんにたくさん褒めてもらえ嬉しそうにしていました。

担当トレーナー:越井雄也



名前 田中 とらじろう君(左 11ヶ月)、さくらちゃん(右 4歳) 名前 遠藤 菜々ちゃん(5ヶ月)
犬種 Mダックス 犬種 トイプードル
期間 7日間コース(18年9月18日〜24日) 期間 7日間コース(18年7月1日〜7日)
※7月6日、7日の2日間は出張訓練
相談
内容
・人やワンちゃんに吠えないで欲しい。
・クンクン鳴くのをやめさせたい。
相談
内容
・飛びつきやイタズラ(落ちている物を噛む)をやめて欲しい。
・落ち着いて人のペースに合わせて生活できるようになって欲しい。
★担当トレーナーのコメント★
ご家庭で吠えるのは警戒心から、自分を強く見せようとしている事が原因だと考えられました。保育園ではボディコントロール・マズルコントロール・指示の練習を繰り返し、上下関係・信頼関係作りを行っていきました。関係作りを行う事で二人に守られている安心感を与えて警戒心を和らげていく事ができます。また、今までの経験や学習から関係作りだけでは不十分な面もあるので、吠えたら叱り、吠えない時は必ず褒めて吠える事はいけない事・吠えない事は良い事と根気強く伝えていきました。クンクン鳴くのは保育園では二人を離した時に多かったので、指示の練習の時など別々にする時間も取り、我慢する事・諦める事も教えていきました。
卒業式では飼い主さんとの久しぶりの再会で、クンクン鳴く事が多かったです。すぐには側に行かせず、鳴くのを諦てから練習を開始しました。今までの甘えや学習から、お母さん達が練習するとボディコントロール中に暴れたり鳴いたり、指示の練習もメリハリがなかったりしましたが、繰り返し練習して頂くと徐々に良くなってきました。また、片方を練習している間、もう片方はゲージに入れて我慢の練習をしていきました。最初は諦めが悪かったのですが、後半になるとお母さん達の前でも鳴いても意味がないと分かってきたようで、鳴かなくなってきました。お散歩は別々に練習しました。とらじろう君は少し乱れる事がありましたが、練習して頂くと徐々に良くなり、さくらちゃんも含めお散歩中に吠える事はありませんでした。また、卒業式の最中に、お客さんが来てワンちゃんの出入りなどもありましたが、二人とも吠えずにいい子にしていました。

担当トレーナー:越井雄也
★担当トレーナーのコメント★
菜々ちゃんはとてもやんちゃな性格で、我慢する事が苦手で少し諦めの悪い所がありました。ボディコントロールやマズルコントロールで、我慢しなくてはいけない事・諦めなくてはいけない事もあると伝えていきました。さらに指示の練習を繰り返し行い、興奮している時でも人の指示をきけるように練習していきました。指示の練習をする事で、飛びついて来た時に「お座り」させて落ち着かせたり、飛びつくのではなくお座りすればいいと伝える事ができます。また、落ち着く時と遊ぶ時と飼い主さんが菜々ちゃんのテンションをコントロールする事によって、人のペースに合わせて生活できるようになってきます。
出張訓練ではお店で練習した事を実際に練習して頂きました。最初は今までの生活の経験から、お母さんが菜々ちゃんをなでて褒めると、手にじゃれついたり飛びつく姿が見られましたが、繰り返し練習して頂くと徐々に良くなってきました。2日目には1日目の復習と発展を行いましたが、飼い主さんの対応も良くなり、菜々ちゃんもだいぶ落ち着くようになりました。イタズラ防止は、菜々ちゃんが落ちている物をイタズラしそうになったら、飼い主さんと結びつかないように大きな音を出してやめさせます。噛まなかった時は必ず褒め、噛んで良い物・悪い物の区別をつけるようにしていきました。2日目にはいつもイタズラするポリ袋や、お母さんの前掛けの紐などもほとんど噛まなくなりました。

担当トレーナー:越井雄也


名前 鈴木 ハルちゃん(6ヶ月) 名前 丹羽 ジュリちゃん(10ヶ月)
犬種 ラブラドールレトリバー 犬種 ヨークシャーテリア
期間 ・7日間コース(18年3月28日〜4月3日)
・出張しつけ(18年4月6日、5月30日)
期間 7日間コース(18年5月11日〜17日)
※5月16日、17日の2日間は出張訓練
相談
内容
・いい子にお散歩できるようになって欲しい。
・基本的な指示ができ、落ち着きをもってもらいたい。
・ごはんの時に要求吠えしないで欲しい。
相談
内容
7日間コース(18年5月11日〜17日)
※5月16日、17日の2日間は出張訓練
★担当トレーナーのコメント★
ハルちゃんはとてもやんちゃなワンちゃんでした。同じお家で飼っているポメラニアンちゃんとヨーキーちゃんに対しても、相手が嫌がっても追いかけるなどのやんちゃ振りが見られるとの事でした。お預かりしている間お座りや伏せ、おいで、待てなど基本的な指示の練習を行い、どんな時でも人の指示を聞いて落ち着く事ができるように練習していきました。保育園でも相手が嫌がっても遊ぼうとする事が見られましたが、追いかけている時に「おいで」で呼び寄せてやめさせたり、他のワンちゃんがたくさんいる中でも「待て」で遊ぶのを我慢できるようになりました。また、我慢する事が多くなる分、おもちゃや追いかけっこで遊ぶ時間を作り、ストレスがかからないようにもしていきました。
ごはんの時の要求吠えは保育園では見られませんでしたが、ごはんをあげる時は待たせて、こちらを見上げてアイコンタクトを取れてからあげるようにしました。また、おいでの練習の発展として食べている最中にも、おいでの指示で食べるのを中断しこちらに来るなど、ごはんよりも人を優先するように練習していきました。
お散歩は外にだいぶ慣れてきたので、横について歩く事を定着するように練習していきました。初日は踏ん張る事もありましたが、次第にこちらに集中し合わせて歩くようになりました。
卒業式では、1週間の練習成果をお見せし、飼い主さんにも実際に練習して頂きました。お母さんは「家の子は素晴らしい!いい子!」と大絶賛で、ハルちゃんもとても嬉しそうにしていました。

ご家庭に戻られて、お家の中で練習するとボディコントロールは甘噛みが酷く、指示も聞かない…という事で出張訓練をする事となりました。ご家庭に行くと大興奮のハルちゃんでしたが、保育園で練習していた事をしっかりと覚えていてトレーナー相手だと指示も聞けていました。ご家庭だと今までの甘えや、一緒に住んでいるワンちゃんの事が気になり、お母さんにあまり集中していないようでした。保育園でお勉強した事をトレーナーと一緒に一から練習して頂くと、徐々にお母さんに集中して指示を聞くようになり、後半になるとお母さんに仰向けにされながらリラックスして熟睡する姿も見られ、お母さんも驚かれていました。

お母さんの要望で卒業式から約2ヵ月後出張訓練を行いました。指示の練習の確認や、散歩の練習を中心に行いました。お母さんも指示をするタイミングが良くなってきて、それに伴いハルちゃんもきちんと指示を聞けるようになってきました。今回はお家でごはんを与える様子を見させて頂きましたが、興奮するものの要求吠えをする事はありませんでした。

担当トレーナー:越井雄也
★担当トレーナーのコメント★
ジュリちゃんはお父さんが夜帰宅すると吠えるという事で、お店に相談に見えました。また、最近はお客さん、チャイム、電話など吠える対象も徐々に増えてきているようでした。
ジュリちゃんは少し怖がりな性格で、音にも少し敏感でしたので、吠えるのは警戒心が原因と考えられました。お店ではボディコントロールやマズルコントロール、指示の練習を中心に行い、自分が守られている存在(順位が下の存在)だと伝えて警戒心を和らげるようにしていきました。また、ボディコントロールや指示の練習をしている時に、壁をトントンと叩くなどして色々な音にも慣れてもらうようにしていきました。
出張訓練ではお母さんに対して今までの甘えもあるようで、ボディコントロールで暴れたりマズルコントロールで少し噛もうとする事もありました。大人しく受け入れるまで、根気強く続けると徐々に大人しくなり、2日目はだいぶリラックスするようになりました。指示の練習は特においでが、トレーナーの方ばかりを気にしていましたが、練習を続けるとお母さんに対して集中するようになってきました。チャイムは録音した音を小さい音から聞かせて慣れさせるとともに、吠えなかったら褒めて吠えない事は良い事と伝えていくようにしました。鍵をカチャっとする音とお父さんが帰ってくるのが結びついていて要求吠えをするようなので、練習しました。しつけに来る前は吠えながら大騒ぎだったそうですが、1回目から少しだけ吠える程度になっていました。吠えた時には「ダメ!」と叱ってもらい、何度か練習すると吠えなくなりました。また、1日目の途中に電話や宅配便でチャイム・来客がありましたが、吠える事無く褒める事ができました。

担当トレーナー:越井雄也