平成22年度

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名前 髙田 ピエール君(7歳) 名前 西郡 ごま君(左 1歳)、ケンゾー君右 1歳
犬種 Mダックス 犬種 MIX
期間 7日間コース(22年10月14日~20日)
※10月19日、20日の2日間は出張訓練
期間 7日間コース(22年9月27日~10月3日)
※10月2日、3日の2日間は出張訓練
相談
内容
・興奮している時に、一緒に住んでいるワンちゃんを噛まないで欲しい。
・飼い主さんが他の人やワンちゃんの側にいる時に、ヤキモチをやいて噛まないで欲しい。
・新しく暮らす人とも仲良くしてもらいたい。
相談
内容
・吠えないで欲しい。(人やワンちゃんを見た時や、チャイムや物音などに対して。)
・ごま君を抱っこしようとしたり、目の前に手を出した時などに噛まないで欲しい。
・基本的な指示ができるようにしたい。
★担当トレーナーのコメント★
お店では、ボディコントロールやマズルコントロール、指示の練習を行なっていき、人との信頼関係・上下関係を築いていきました。関係作りを行なう事で、上の者から守られているという安心感を与える事ができます。、警戒心を和らげていき、知らない人に対しても慣れやすい状況を作っていきました。指示の練習は、ピエール君の気分でしない事がないように、指示したら必ず行動させて褒めて練習していきます。褒める事で、指示を聞く喜びを伝えていきました。最初は頑固な面が見られましたが、根気強く練習していくと徐々に成功率、集中力が上がり、よりステップアップした内容もできるようになりました。指示の練習を行なう事で、どんな時でも人の言葉を聞けるようになり、落ち着きも出やすくなります。
ピエール君が噛むのは、自分が嫌だと思っている事をやめさせようとしたり、自分の要求を通そうとするわがままが原因だと考えられました。お店では、指示の練習中に待てずに動いたのを直そうとした時や、顔に息を吹きかけた時などに、ムキムキしたり、噛もうとする事がありました。首元を持ちながら叱ってやめさせました。また、指示の練習は成功するまで行なったり、息を吹きかけた時は受け入れる事ができるまで刺激を与え続けました。噛んでも意味がない、自分の要求は通らないと伝えていくとともに、受け入れる事ができたら褒め、苦手な事にも慣れていけるように練習していきました。
出張訓練では、ボディコントロールは、鳴いたり起き上がろうとする事があったので、押さえて頂きました。力が抜けて、手を放してもジッとできるようになるまで練習しました。2日目には、仰向けのままリラックスしてウトウトする姿も見られるようになりました。マズルコントロールは、力が入り、手をかけて抵抗する事もありました。これも押さえて頂きながら練習し、力が抜けてくるまで続けていきました。指示の練習は、ついては飼い主さんの顔を見て集中して歩く事ができました。お座りは、反応が悪かったのでおしりを押して促して頂き、成功するまで練習しました。待ては、1歩離れたり、周りを歩く、離れて10秒数える、一緒に住んでいるワンちゃんを抱っこするといった刺激・誘惑の中練習していきました。どの刺激も動きやすかったので直して頂き、成功するまで練習しました。伏せは、反応が悪い時は背中を押して促して頂き、成功するまで練習しました。2日目には、離れた場所から指示した時も成功するようになりました。おいではリードをつけた練習から行ない、成功したらノーリードで練習しました。反応が悪い時は首輪を引いて促して頂きました。正面に来たらお座りさせます。反応は良かったのですが、飛びついたり正面からずれる事があったので直して頂き、成功するまで練習しました。
一緒に住んでいるワンちゃんに少しちょっかいを出す事があったので、叱りました。飼い主さんの側にワンちゃんがいても大人しくしている時は、褒めて頂きました。ピエール君に何が良い事で、何が悪い事なのかを伝えていくとともに、我慢する気持ちを作っていきました。
ピエール君は1週間のお勉強でたくさんの事をお勉強していきました。今後もご家庭で練習を継続して頂けると、更に定着していくと思います。

担当トレーナー:越井雄也
★担当トレーナーのコメント★
2人が吠えるのは、警戒心が原因の場合と、要求吠えの2つのパターンがありました。お店では、ボディコントロールやマズルコントロール、指示の練習を繰り返し行ない、人との信頼関係・上下関係を築いていきました。関係作りを行なう事で、上の者から守られているという安心感を与え、警戒心を和らげていく事ができます。関係作りとあわせて、吠えた時は叱り、吠えない時は褒め、吠える事はいけない事、吠えない事は良い事だと伝えていきました。要求で鳴いた時は無視するか叱り、要求には応えないようにしました。鳴いても意味がないと伝えていくとともに、日々の練習を通じ我慢する気持ち・諦める気持ちを作っていきました。
ごま君が噛もうとするのは、自分が嫌だと思っている事をやめさせようとするわがままが原因だと考えられました。お店では、顔周りを触った時や、胴輪をつける時などに甘噛みする事がありました。首元を持ちながら叱ってやめさせ、ごま君に噛んでも意味がないと伝えていきました。その後、もう1度同じ刺激を行ないました。この時に受け入れる事ができたら褒め、苦手な事にも慣れていけるように練習していきました。

出張訓練では、ボディコントロールは、少し起き上がろうとする事があったので押さえて頂きましたが、2人ともスムーズに力が抜けました。仰向けのままリラックスしてウトウトする姿も見られました。マズルコントロールは、手をかけて抵抗した時は押さえて頂き、力が抜けるまで練習しました。指示の練習は、「お座り」「伏せ」「待て」「ついて」「おいで」の5つの言葉を練習しました。2人の気分でしない事がないように、指示したら必ず行動させて褒めて練習していきます。褒める事で、指示を聞く喜びを伝えていきました。2日間の練習で成功率、集中力が上がり、よりステップアップした内容もできるようになりました。待ての練習中に、ごま君が動いたのを直して頂いた時に甘噛みしたので叱りましたが、叱った後は甘噛みしなくなりました。2日目は甘噛みする事はありませんでした。ごま君もケンゾー君も、飼い主さんとお話している時に要求で鳴いたり吠える事がありましたが、叱るとすぐにやめました。玄関のチャイムの音を鳴らした時に、ケンゾー君が吠えたので叱って頂きました。玄関の戸を開ける音や、私がお部屋の中に入った時にも吠える事があったので、その都度叱って頂きました。吠えない時は褒めて頂き、吠える事はいけない事、吠えない事は良い事と伝えていきました。ごま君は1度も吠えませんでした。お散歩は、真横からずれたり集中が切れた時は、リードを引くかUターンして頂き、飼い主さんに合わせて歩けるように練習していきました。お座りは、反応が悪い時はおしりを押して促して頂きました。真横からずれた時も直して頂き、成功するまで練習していきました。お散歩中に、ケンゾー君が人やワンちゃんに対して吠える事があったので、叱って頂きました。吠えない時は褒めて頂きながら、繰り返し練習していきました。2日目のお散歩の練習中は、1度も吠える事はありませんでした。
1週間のお勉強を頑張った2人を見て、飼い主さんも喜んで下さいました。ケンゾー君もごま君も、大好きな飼い主さんにたくさん褒めてもらえて、とても嬉しそうにしていました。

担当トレーナー:越井雄也


名前 齋藤 レオ君(5歳) 名前 広瀬 くぅ君(5ヶ月)
犬種 パピヨン 犬種 トイ・プードル
期間 7日間コース(22年9月24日~30日)
※9月29日、30日は出張訓練
期間 7日間コース(22年6月20日~26日)
※6月26日は出張訓練
相談
内容
・吠えないで欲しい。(1人になった時、お散歩中オス犬に会った時)
・トイレトレーニング
相談
内容
・トイレトレーニング
・基本的な指示ができるようにしたい。
・お散歩中に拾い食いしないで欲しい。
・イタズラしないで欲しい。
★担当トレーナーのコメント★
レオ君が吠えるのは、警戒心が原因の場合と、要求吠えの2つのパターンが考えられました。警戒心が原因の場合は、ボディコントロールやマズルコントロール、指示の練習を繰り返し行ない、信頼関係・上下関係を築いていく事で上の者から守られているという安心感を与え、警戒心を和らげる事ができます。また、関係作りだけでは不十分な場合もあるので、吠えた時には叱り、同じ状況で吠えなかった時には褒めて、吠える事はいけない事・吠えない事は良い事と伝えていきました。要求吠えは、ゲージに入っている時に人の姿が見えなくなったり、スタッフが他のワンちゃんを遊んでいる時にみられました。無視をするか叱ってレオ君の要求には応えないようにし、吠えたり鳴いたりしても意味がないと伝えていきました。
トイレトレーニングは
、成功を増やし、失敗を減らす事で定着させていきます。そのため、レオ君の様子を見る事ができない時は、ゲージに入れて失敗させないようにしていきました。トイレの上でオシッコやウンチをしたら褒め、トイレの上でする事がとても良い事だと伝えていきました。
出張訓練では、ボディコントロールとマズルコントロールから確認して頂きました。ボディコントロールは、起き上がろうとした時には押さえて頂き、力が抜けるまで練習していきました。マズルコントロールは、力が入っていたのでやり始めよりも力が抜けるまで練習して頂きました。指示の練習は、レオ君の気分でしない事がないように、指示したら必ず行動させて褒めて練習していきます。褒める事で指示を聞く喜びを伝えていきました。伏せや待てはとても良くできましたが、ついてやおいでの時のお座りがずれる事があったので直して頂き、成功するまで繰り返し練習していきました。2日間の練習で徐々に飼い主さんに対する集中力も上がり、よりステップアップした練習もできるようになりました。練習の合間でゲージに入れて、離れると吠えたので叱りました。その後も鳴いたりゲージをカリカリしていたので無視をし、しつこくやっている時には叱って頂きました。繰り返し練習していくと、徐々に諦めるまでの時間が短くなり、落ち着いて過ごせるようになってきました。お散歩は、前に出たのでUターンして頂き、飼い主さんに合わせて歩けるように練習して頂きました。繰り返し練習して頂くと、徐々に合わせて歩けるようになってきました。飼い主さんに集中して歩けるようになる事で、ワンちゃんに吠える事の予防につながっていきます。止まった時のお座りの反応が悪かったので、おしりを押して促して頂き、成功で練習を終わりにしました。
1週間の成果を見て「すごい!」と飼い主さんに言って頂けました。レオ君も褒められてとても嬉しそうでした。今後もご家庭で継続して練習して頂けると、より定着していくと思います。

担当トレーナー:川野辺 妙子
★担当トレーナーのコメント★
トイレトレーニングは、成功を増やし、失敗を減らす事で定着させていきます。そのため、くぅ君の様子を見る事ができない時は、ゲージに入れて失敗させないようにしていきました。トイレの上でオシッコやウンチをしたら褒め、トイレの上でする事がとても良い事だと伝えていきました。
お預かり中は、ボディコントロールやマズルコントロール、指示の練習を行ない、信頼関係・上下関係を築いていきました。関係作りを行なう事で、より褒める効果を高める事ができます。くぅ君は落ち着きのない所や、我慢する事が苦手な所があり、ボディコントロールやマズルコントロールの練習中に起き上がろうとしたり、力が入る事がありました。練習を重ねていく事で、くぅ君に我慢する気持ち・諦める気持ちを作っていくようにしました。
指示の練習は、「お座り」「伏せ」「待て」「ついて」「おいで」の言葉を教えていきました。くぅ君の気分でしない事がないように、指示したら必ず行動させて褒めて練習していきます。褒める事で指示を聞く喜びを伝えていきました。
お散歩は、前に出た時にはすぐにUターンして、こちらに合わせて歩けるように練習していきました。また、歩くペースを変えたり、止まった時にお座りをさせるなどの変化をつける事で、集中が持続するようにしていきました。お散歩中に人に集中して歩く事で、拾い食いする事の予防にもつながっていきます。
ティッシュやペットシーツ、リードなどにイタズラする事があったのですぐに叱りました。その後でイタズラした物をもう1度見せ、この時にイタズラしなかったら褒めて、何が良い事で何が悪い事なのかを伝えていきました。
出張訓練では、ボディコントロールとマズルコントロールから確認して頂きました。ボディコントロールは、起き上がろうとしたので押さえて頂き、力が抜けるまで練習していきました。マズルコントロールは、手をかけて抵抗する事がありました。この時も押さえて頂き、やり始めよりも力が抜けるまで練習していきました。指示の練習は、反応が悪い時には促して頂き、成功するまで繰り返し練習しました。徐々に飼い主さんに集中するようになり、指示を良く聞いていました。練習の間に、飼い主さんが持っていたタオルをイタズラしたので首元を持って叱って頂きました。その後で、もう1度タオルを見せ、イタズラしなかったら褒めて練習して頂きました。お散歩は、地面を気にする事はありませんでしたが、前に出たのでUターンして頂き、飼い主さんに合わせて歩けるように練習していきました。繰り返し練習して頂くと、徐々に合わせて歩けるようになってきました。
練習中、大好きな飼い主さんに褒めてもらえて、くぅ君も嬉しそうでした。今後もご家庭で継続して練習して頂けると、より定着していくと思います。

担当トレーナー:川野辺 妙子